瓶が森、西黒森  2004/7/11
 
HOME 山歩きのページ


来週からの信州の山歩きの足慣らしに、手軽な所に出かける事にした。
瓶が森ならyasukoさんも手軽な山と言って居られるので大丈夫だろう。
この前見たyasukoさんのレポートを探すが見つからない。
まあ何とかなるさで出発。6時20分。
高速を走りながら、kazashiさんは石鎚へ、reikoさんは白髪山経由三嶺へ。
丁度今頃同じ高速を走っているだろうな等と考えながら行く。

寒風茶屋8時10分着。今日はまだあまり車は止まっていない。



東黒森下のトンネルを抜けると、自念子の頭の向こうに石鎚が見えている。
すこしガスがあるがそのうち晴れてくるだろう。
これが甘かった。実は石鎚が見えたのはこの時だけ。



オトギリソウとよく似た花?。葉っぱがオトギリソウとは違うみたい。
ヒメキリンソウと蘭ちゃんに教えていただいた。



    コアカソ。茎や葉柄が紅い。            アカショウマか?竜王山のアカショウマとは色が違う。



ミツバチグリかな?(左)
イワキンバイが正解かも。
もっときちんと写さないと駄目だよね。

右はコウスユキソウ。もう花は終わりかけているみたい。



トゲアザミのトゲは結構厚い布地も簡単に貫いて、そばを通るだけでチクチクと刺してくる。
狭い岩場の道を行く時は、本当に堪忍してよと言いたくなる。
ノリウツギの花が咲き始めて、暗い沢筋を明るくしてくれる。



駐車場に沢山生えているウバタケニンジンとその花の拡大。



ヤマブキショウマは、山全体至る所に群生している。



登山口には、立派なトイレとベンチがある。
水道もある。
8時40分出発。
駐車場のそばの岩肌には沢山の花が咲いている。
今日は沢山の花に巡り会えるかな?



とりあえず男山へ向かう。
ガスがどんどん濃くなってくる。



上りにさしかかり石鎚方向を見るが全てはガスの中。
白骨木の雰囲気だけがよい。
ピンクのイブキトラノオが風に揺れている。



タカネオトギリの黄色い花が鮮やかに咲いている。
山道のあちこちに咲いていた。

ラッキー!コメツツジが沢山咲いている。
少し時期は遅かったようだが何とか間に合った。



この鮮やかなピンクの花は何だろう??
蘭ちゃんに調べていただいたら、ヤマシグレとのこと。
氷イチゴのような鮮やかな色をしている。
花冠は筒状でほとんど開かず中から5本の雄しべが覗く




シコクフウロが咲き始めている。沢山のツボミがあるが、咲いているのはほんの少しだ。
ヤマアジサイが、一面に咲いている。



エイリアンが生まれそうな変な花?(左)

ネバリノギランらしいがまだツボミだ。(右)



岩肌に咲く、コメツツジとミヤマキンバイ?



30分ぐらいで男山頂上に着く。
石土神社?の小屋と祠が2つある。
二つとも中で毘沙門天が踊っている。
ガスですぐ前も見えなくなる。
女山を目指す。






コメツツジの花も、朝露に濡れている。



イブキトラノオが、朝露に濡れて美しい。



コメツツジは少し盛りを過ぎているようだが、山一面に咲いていて美しい。
この様な霧が出ている時は一層雰囲気がある。

ドウダンツツジもこの山では今が盛り、可愛い花を咲かせている。



バイケイソウの花が、笹原の中にニョキっと咲いている。



シコクフウロが所々咲いている。
ヤブウツギやシモツケのピンクも鮮やかだ。
このミドリの花は何だろう?(左下)
これも蘭ちゃんからトンボソウだと教えていただいた。
トンボの姿をしていると言うが、想像力不足?

女山頂上に来るが何にも見えない。時間も10時と早いので、西黒森に廻る事にする。
もう一度帰ってくれば、きっと晴れて素晴らしい景色が見えるはず!
yasukoさんも楽勝で行っていたような記憶がある。これがかなりの記憶違い..



少し引き返し、笹ヶ峰の標識に従い進む。でもいくら何でも笹ヶ峰はないだろう。
途中に伊予富士もあれば、寒風山もある。誰が作ったかこの看板。
アザミの咲いている山道を下っていく。
最初可愛いと思ったこのアザミがとんでもない食わせ物だった。



ホソバシュロソウのチョコレート色の花が、登山道のあちこちに咲いている。



下り始めると、濡れた笹で足元はぐっしょり。
アザミのトゲが容赦なく足に突き刺さる。
何しろギッシリと生えているので、どうしようもない。
チクチク、グショグショ、ズルズルで思いもかけず体力、気力を使う。
林道が下に見えているがなかなか着かない。



瓶が森と西黒森の鞍部には、タカネオトギリが群生している。



やっとのことで、西黒森との鞍部に着く。
何のコッチャ!先ほど通った林道脇の吉野川源流の碑のすぐ上ではないか。
これでは林道に下りてきたのと変わりない。と言いながら源流の碑を見に行く。

このまま、林道を駐車場まで引き返そうかとチラリと軟弱登山隊は考えるのであった。

続く