春の里山 雲早山     2018.03.23
ホームページ 里山倶楽部四国 
霧氷? 雲早山 -

天気予報を見ると、早朝は曇りで風が強い。

もしかしたら霧氷が見えるかもしれないと、雲早山に出かけることにした。

5時過ぎに起きて、出かけようとするとニュースでNY株が大暴落していると報じている。

日経先物も大幅に値下がりしている。

トランプ大統領が、中国のサイバー攻撃に対して鉄鋼などに関税を掛けるらしい。

しかも、例外国として、EUや韓国は指定されているのに日本は入っていない。

トランプに、高額な兵器などを大量に買わされているのに。

仲良いのは見かけだけか。

等とニュースを見ていたら遅くなった。



神山の枝垂れ桜はまだ蕾。

しかし、もう爆発しそうになっている。

後二、三日で咲き始めることだろう。

上分の金泉まで来ると、河津桜が満開。

ここでも枝垂れ桜はまだつぼみ。



山道に入るとヤマドリの雄が車の前を横切ろうとした。

急ブレーキで停まったが、車の下から出てこない。

ぶつかったかなと思ったが、そのうち出てきた。

しかし逃げずにコチラを見ている。

暫く見つめ合っていたが、後ろからダンプがやって来たのでトコトコと逃げていった。



スーパー林道に入ると所々に岩が崩落している。

雪解けの後は例年崩落が多いが、今年は車が通れないほどではない。



高城山は少し霧氷が付いているようだ。



登山口手前には、大きな岩が落ちてきている。

8時34分出発。



冬の間は凍って出なかったホースの水が出ている。

今週は雨が多かったので水量は多い。



シモバシラが沢山出来ている。

今朝は寒かったのかな。

今日は何故か足が重い。

家内にドンドン離される。



桂の広場で一息入れてジャケットを脱ぐ。



気温は2度。

砂利の下には霜柱が出来ているようで、ジャリジャリと音を立てながら登って行く。



倒木の所まで来ると傾斜が緩くなる。

この倒木はそのうち朽ち果てると思っていたが、10年以上経ってもまだ朽ち果てていない。

私のほうが先に朽ち果てそうだ。



西砥石権現と東砥石権現のコルの向こうに、矢筈山が真っ白に見える。

昨日の雨が雪だったのかもしれない。



トラバースを進むと、直ぐそばに二匹の鹿が草を食べている。

一頭はコチラをちらりと見て向こうに行ったが、もう一頭は珍しそうにコチラをじっと見つめている。

憎まれ者の鹿だが、出会うと本当に可愛い。

雲早山は禁猟区なので、鹿たちは人間を恐れないようだ。



足元に霧氷の欠片がたくさん落ちている。

今朝はずいぶんと多くの霧氷が付いたようだ。



霧氷の欠片で真っ白になっている。

雪や凍結は全く無い。



パラボラ分岐到着。

去年の3月24日には、まだ積雪が可成りあって霧氷が真っ白だったが、今日は何もない。



今朝早くには沢山の霧氷が付いたが、強風で全て落ちてしまったようだ。

家内が「せっかく早く起こしたのに、起きてからグズグズしているからだ。」

と叱られる。

トランプのおかげで踏んだり蹴ったりだ。



何度見上げても霧氷は全て落ちている。



申し訳程度に残った霧氷。

落ちた霧氷を踏んでいく。



もう少し登ると、ホンの少しだが霧氷が残っていた。

良かった。

今シーズン最後の霧氷になるかもしれない。



昨日は少しは雪も降ったのか枝に雪が残っている。



矢筈山がまだ真っ白だ。

矢筈山は祖谷山系の中では、標高の割には積雪が多い。



西の斜面の木々にはまだ霧氷が沢山残っているが、か細い。。

せっかくの青空なのに、もう少し早く来ればよかった。



山頂手前には霧氷の欠片が、吹き溜まりのように残っている。



頂上では霧氷が綺麗だ。

霧氷の向こうに高城山。

高城山山頂には、カナリ霧氷が出来ているようだ。

高城山山頂左に、次郎笈が真っ白な頭をのぞかせている。



なんとか霧氷を見ることが出来たので、家内も喜んでいる。



ふと見ると、頂上標識が全てひっくり返っている。

今朝の強風で倒れたのか?

霧氷が吹き飛んだはずだ。

千切れて落ちていた針金で応急修理する。

転がっていた石を積んで根元を固めるが、頼りない。

キチンと直さないとまた強風で壊れそうだ。



高丸山も雪や霧氷はないようだ。

天気は良くて日も差しているが何故か寒い。

時間は早いが、いつもの岩陰で昼食にする。

先程重い石を持ったので腰が痛い。



何時もの三嶺ビューポイントに上がる。

高城山の右肩に、真っ白の三嶺が見える。

手前に丸笹山と剣山の裾の稜線が見える。



よく見ると剣山と思われる白いピークが覗いて見える。



眼下に岳人の森も見えている。

下山していると男性が一人登ってきた。



緑の苔が綺麗な岩の上にも、霧氷の欠片がたくさん落ちている。



沢山のシモバシラや氷柱が融けずに残っている。



シコクブシの小さな葉があるが、昨年花が咲いていたネコノメソウやスミレはまだ見えない。



苔の蒴が綺麗に出てきている。



水量が多く、勢いよく流れ落ちる沢を見ながら下山。



オオバヤシャブシに新しい実が出来ている。



ブナに新しい芽吹き。

柔らかな新葉が山肌を覆うのももう少し。



まだ高城山には霧氷が沢山付いているようだ。



アセビの花が咲き始めている。

もう少しすると山中にアセビの花が咲くことだろう。



スーパー林道入り口には2台の車が停まっていた。

お会いしたのは一人なんだけれど。

帰りに岳人の森の前を通ると箱バンが停まっていたが、人の気配はしなかった。

水芭蕉が咲いているようだから、誰かを案内していたのかな。



帰りの山肌には三椏の花が満開。



帰りには金泉の河津桜を堪能する。



小さなマメザクラのような桜も咲いていた。

帰りには何時ものように神山温泉でほっこり。

徳島でも開花宣言がされたし、来週にはソメイヨシノも満開となることだろう。

神山のシダレザクラも、同時期くらいに満開になるかもしれない。

一気に春爛漫となるかな。

木々の芽吹き始めるのが楽しみだ。

 


↑ クリック
ホームページにも是非お立ち寄りください