女体山 台風被害 2004/10/24
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先週からの風邪がすっきりしない。
家内も、咳が良くならない。

10時頃まで、部屋にいたが、外はとても良い天気。

散歩程度なら気晴らしにもなるかと、女体山に出かける。

塩江街道を左折して、大窪寺に向かうと、高仙山の入り口は通行止め。

多和まで来ると、長尾方面も通行止め。
前山ダム方面は、まだ復旧作業が終わっていないようだ。

多和から右折して、大窪寺方面に行くと、何カ所か崖崩れの跡があるが、大型バスが通れるように
かたづけてある。

大窪寺は、秋のシーズンでお遍路さんで賑わっている。



境内の銀杏の樹も、僅かに色付いているが、紅葉の見頃はまだ先のようだ。
この銀杏が散り始める頃、境内の紅葉が真っ赤になる。



いつものようにお参りをして、奥の院の登山口から、歩き始める。



20分ほど登ると、見晴らしの良い展望台に着く。
ベンチもあるので、一寸コーヒーブレイク。

大きな木に、サルトリイバラが、巻き付いていて、赤い実が沢山付いている。
此処から見る胎蔵ヶ峰の岩壁は、相次ぐ台風にも耐えて、何時もと変わりない。
今にも落ちそうに見える岩も、きちんと残っている。



胎蔵ヶ峰

歩き始めると、いつもの事だがこの山道は、風が通らないため
非常に暑い。汗がぽたぽた落ちてくる。
風邪気味には少しきつい。



汗びっしょりになった所で、祠のある女体山頂上に着く。

もう殆ど秋の花は、残っていない。

祠の前の大岩で昼食。

ぐっしょり汗で濡れたシャツを脱ぎ着替えると、やっと秋晴れの気分。

高松市内は霞んでいるが、とても良い天気。

前山ダムの湖水は、茶色く濁って、付近の山肌は所々崩れているのが、遠目にもはっきり見える。



一寸変わった綿毛。
センボンヤリの綿毛らしい。
一年に二度咲きの花だけど、秋には花を咲かせないまま綿毛になるらしい?
右は、他の山ではとっくに終わっているけど、この山では丁度見頃のコウヤボウキ





シコクアザミは何時までも元気だね。

初めて見る黄色い花?
アキノキリンソウの残骸かも??



沢山生えているヤマハッカも、殆ど実になっている。
ヤマハッカの実って初めて見る。



林道に出て、女体神社経由で帰る事にする。

ヤクシソウやノリウツギが山の斜面に沢山咲いている。



青い模様のある蝶が飛び回っている。
羽の裏側は枯れ葉のような模様をしている。
ルリタテハだと思う。
沢山、山肌の水を吸っているが、台風でみんな羽を痛めている。
夏の終わりに羽化して、成虫のまま冬を越えるらしいが、大丈夫だろうか?
頑張って!また春に会いましょう。



女体神社には沢山の新しい杖が置かれていた。
入り口に咲いている紫陽花。
此処のアジサイは、いったいいつまで咲くのだろう。
また新しい花が開いている。




道路から下を覗くと所々大きく崩れている。



女体神社を過ぎると、崖が崩落して、道路上に土砂が堆積している。

前山ダム方向の山が、大きく崩落しているのが見える。
向こうは津田の町。



次第に、崩落した場所が多くなり、女体山の山腹を見上げたり覗き込んだりすると
至る所が崩れて、赤茶の山肌を見せている。
谷筋は大きくえぐれている。



何カ所か、崩れてはいるが人の足跡も残っているので、崩れた場所をさけながら下っていく。

しかし、白鳥への分岐を大窪寺の方へ行くと、大きく崩壊していて、道をふさいでいる。

乗り越えて行こうかとも思うが、この先どうなっているかも解らない。

引き返すなら早い方がよいと言う事で、また来た道を引き返す。



左は、葉っぱが三裂しているからリュウノウギクかも。
右はイナカギク。



また、大窪寺に下る分岐まで帰り、看板の前のベンチで休憩。

秋の陽が心地よい。
コーヒーをゆっくりいただいて、帰る事にする。
トンボやチョウが、沢山飛んでいて帽子に止まったりする。

ゆっくりと帰るが、また汗ばんでくる。



境内下の、紅葉の木もまだ殆ど色付いていない。

この階段下の売店は、いつも威勢が良くて沢山のお遍路さんが、こんにゃくなどを買っている。



立派なトイレの前には、立派な山茶花の古木がある。
白い山茶花が、夕陽を浴びて輝いている。
すでに満開だ。



うどん地蔵がこんな所にあったっけ?

すっきりした汗をかいたので風邪も治るかな??